石蔵のある家
武家屋敷の雰囲気が漂う街中の敷地。
現在も収納庫として使われている百数十年前に移設された石蔵、石塀、手入れの行き届いた樹木等、歴史を感じさせる古き良き物とのコラボレーションという考えからこの計画はスタートしました。
外観は、切妻屋根の和瓦葺き、ジュラク吹きの外壁というシンプルな仕上げで、石倉や石塀と景観がマッチするようにしました。
内部は、御主人が書道をなさるので和室を設け、ピアノを弾かれる奥様の為に、リビングの一部をプレイルームとしています。
古き良き物の中で、生活の利便性は取り入れて、スローライフな時が流れていくようです。
石蔵は、これからも御家族を守りながら、新しい歴史を編んでいくのでしょう。
かごしま木造住宅コンテスト2013 県知事賞受賞
D e t a i l
所在地:鹿児島県鹿児島市 用 途:住宅 敷地面積:292.80㎡(88.57坪) 延べ面積:129.38㎡(39.13坪)
構 造:木造1階 撮 影:株式会社アイオイ・プロフォート